離脱症状とは

医者と看護師

うつ病の患者数は毎年増加しており、現在では大体80万人ほどうつ病を患っていると言われています。また、別の調査結果では16人に1人が、生涯にうつ病を経験するとも予測されています。この結果を見ると、うつ病は誰もがかかってしまう可能性のある身近な病気となります。誰でも嫌な事や悲しいことがあると、やる気がなくなったり気分が沈んだりすることがありますよね。しかしながら、うつ病は日常で感じる一時的な気分の落ち込みや身体のダルさなどではありません。言葉では表現しようがないほどに辛くて沈んだ気分になり、興味や喜びといった感情が喪失してしまいます。このような状態がほぼ毎日、2週間続いてしまい、日常生活や社会生活に支障が出てくるのがうつ病になってしまいます。うつ病は、脳の働きに色々な問題が発生した状況であると考えられています。そのため、気分で解決できるものではありません。うつ病の症状には抑うつ気分や倦怠感、意欲の低下、興味や喜びがなくなるなどの心の症状が現れてしまいます。あわせて、うつ病は睡眠障害や食欲不振、頭痛などの身体的な症状も引き起こされることが特徴でしょう。うつ病は治療が絶対に欠かせない病気になります。放置していると症状が悪化して、何もできない状態になる恐れもあります。治療には主に薬物療法として抗うつ剤が使用されます。この抗うつ剤は医師の言うことをしっかりと守って服用すれば、うつ病が改善に繋がっていきます。

抗うつ剤を使用してうつ病の治療を行なっていきますが、抗うつ剤にも意外な落とし穴があります。それは薬の離脱症状です。離脱症状とは抗うつ剤を含めた薬をやめることにより発生する副作用になります。特に長期間、抗うつ剤を服用していると薬の成分が定期的に体内に入っていく状況になります。身体はその成分が定期的に体内に入ってくるものだと勘違いし、その予定で身体の中を自然に調整してしまいます。そのような身体の状況になっているときに抗うつ剤の服用を止めてしまうと、身体は予定している抗うつ剤の成分が入ってこないので、体内で色々なバランス機能が崩れて悪影響を及ぼしてしまいます。離脱症状は主にだるさや眠気、めまい、ふらつきなどがあるでしょう。この離脱症状ですが、発生させない方法もあるので、安心してください。まず、日頃のストレス値を低くすることです。薬の離脱症状やうつ病などの多くはストレスが原因と考えられています。そのため、ストレスチェックなどを行ない、ストレス値を低くする必要があります。うつ病を改善しても抗うつ剤による離脱症状に悩まされるという状況にならないためにも、しっかりと注意を払いましょう。